こんにちは、Saori Styleです。
前回の「身土不二」記事では、
私たちは戦後、毎日の食事において、多種多様な世界中の食事を摂ることができるようになったけれども、
伝統的に受け継いできた発酵食をベースとする和食が、日本人には合っている。
風土に根ざした食事をすることが大切、という話でした。
人間は、穀類・野菜・海藻・魚肉・獣肉・貝類などを食べますが、特に日本人は五穀を主食としています。
五穀とは、米・大小麦・大小豆・あるいは、米・麦・黍・粟・大豆。
日本人の身体は、米・麦・大豆からできていると言っても過言ではなく、日本人を支える3本柱的な存在です。
出典:www.photo-ac.com
例えば、味噌は代表的な発酵食で、日本人の食べ物で最も要になっているけれども、案外知られていないのが、大豆はそのまま煮ても焼いても消化が少し困難な食べ物なのです。
それを味噌・醤油という形で、消化しやすいものとしたのは、日本の風土であり、日本人の知恵なのです。
このように微生物の力を借りて発酵することで、体に取り入れた時に消化を助け、栄養を吸収しやすくなり、排泄までサポートしてくれるのが発酵食。
また、その土地に存在してきた食材だけに限らず、
欧米化された食事を日常的に摂るようになった今の日本人の体を直接的にも間接的にもサポートしてくれています。
例えば、鶏肉に塩麹のように直接食材に合わせることで消化もうま味もアップさせたり、
味噌汁を一緒に摂ることで、動物蛋白の腸内腐敗を処理してくれる、などと言った形で。
そう、愛なんです♡
発酵食を食べるとは、微生物の愛をいただいているのです♡
美味しくしてくれるだけじゃなく、陰ながら私たちを支えてくれている“発酵食”という存在に氣付いたときに、先人の知恵に感謝が溢れました。
体質に合わなかったり、食べるのを避けているような食材なども
善悪の視点から離れて、個人の選択を尊重して助けてくれている!
存在が調和なんです♡
ここが、麹やお味噌が「奇跡の調味料」と言われる由縁なのではないでしょうか♡